JJ愛知「第6回中学理科検討会」記録
2009年1月16日(日)18時〜 南山中高男子部

中学1年化学分野「身のまわりの物質」
○密度
・上皿てんびんとメスシリンダーを使って,密度の測定。
・外見は同じで,違う種類の物質を計らせて,グラフを書かせて,物質を答えさせる。
・ゲーム性のある方がやる気になるので。
・電子てんびんも使うが,ぐっと押して壊す子がいるので,
 上皿てんびんを使わせて電子てんびんのありがたみをわかっておいてほしい。
・てんびんから誤差の話,有効数字の話も。
・密度は,電車の混み具合で説明。
・水銀にタングステンフィラメントが浮いたり沈んだり。
・フィラメントなので,空気を含んで浮かぶ。そういう例外的なことも。
・浮くか沈むかで区別。数字だけ出しても意味がない。
・中学校の段階では,密度の計算をやっても出番がない。
・それでは高校では困るのだけど。
・かつては密度の計算ばかりさせて理科というよりも数学で,それはそれで問題。
・その頃は,お風呂を使って自分の体の密度を測らせた。
・ただし,実際には,浮く沈むは密度ではなく比重。


○金属・非金属
・金属の性質,小学校でやっていてもあまり覚えていない。
・磁石につくのが金属,と思っている子はいる。
・かつては技術家庭で金属の性質を扱うことがあったけど。
・金属をたたくという経験,今の子どもにはない。
・実験する余裕はない。釘をたたくと割れずに曲がる,というお話とかまで。

○気体の性質
・酸素,窒素,二酸化炭素,水素でシャボン玉をつくる。
・空気中で落ちるものと浮かぶものと。
・水素のシャボン玉に火をつける。シャボン玉ができてすぐと高く上がってからでは,燃え方が違う。
・高いところでは,シャボン玉の中に酸素も混ざってくる。
・アンモニアでシャボン玉をつくると,すぐに消えてしまう。
 アンモニアがシャボン液に溶けるから。


○その他
・単元最初の方で原子を扱ってしまう。状態変化などもそれで説明。
・物質の分類はあんまりやらない。詳しくは高校でやるということで。
・白い粉の比較。なめる子がいる。そこですっぱい粉クエン酸を入れようかと。
・ガスバーナーの火の消し方の手順。元栓を最後にするのはなぜ?
・ためしに元栓を先にしめてみたものの・・・よくわからず。


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