JJ愛知「第7回中学理科検討会」記録
2009年3月14日(土)18時〜 南山中高男子部

中学1年化学分野「身のまわりの物質」
○状態変化
・卓球のボールをたくさん入った箱をゆする。体積が増えるのがわかる。
・勢いの良いボールが飛び出すのが,蒸発。
・ほかに,「教室の中にいて動き回る子ども」にたとえるとか。
・粒子概念で説明しておく。あとで融解熱・蒸発熱を説明するのに便利。

○中和
・塩酸+水酸化ナトリウム→食塩+水
 塩酸=塩化(+)水素 食塩=塩化(+)ナトリウム
 さらに,水を水酸化(+)水素と呼ぶことにする。
 こうして,言葉を使って化学反応式をイメージさせる。
・化学反応式には,早い段階から触れておいてほしい。
・中和でできる水を,「水酸化水素」と間違える高校生がいた。
・塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和の場合,水が生成するというのは
 どこで納得するのか。
・単元の最初の方で(教科書にはないが)原子を扱っている。
 酸・アルカリの説明もイオンを使って説明する。
・はじめにモデルを説明してしまう。
 あとで実際との食い違いに気づいてくれると良い。


○アンモニアの噴水実験
・途中のガラス管(曲管)にくびれがあると,そこに水がたまる。
 その水にアンモニアが溶けると失敗するので,乾燥したものを使う。
・スポイトやゴム栓の隙間から空気が入ってしまう失敗がある。

○その他
・仮説社「もしも原子が見えたなら」のDVDの紹介。

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