【紹介】テストの科学 池田 央 著(日本文化科学社)

「真面目に勉強しているものが正当に評価され、しかも勉強することがのちに役立つような内容のもの」、そうした問題つくりを目指して書かれた本。

正しい評価とは何か。授業内容をまんべんなく全てを問題にすれば、それが一番良いテストなのか。授業で話した内容と違う別解が出た時に、それを評価するのは是か否か。「評価は何に対して行うのかという目標を明確にしなければ意味がない」という実例も、大変考えさせられました。

惜しむらくは1992年発刊で絶版になっていること。そしてまた個別の事例は、やはり古くなっています。一旦は復刻版が出たりもしたようです。しかしそれでも普遍的内容については色あせません。amazonでは中古で定価の倍以上の値がついていましたが、教員ならばそれでも入手するだけの価値がある本だと言えます。

https://mir.biz/2006/07/2813-5854.html ←こちらのブログに詳しい解説が出ています。

テストの科学―試験にかかわるすべての人に

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