湿度で色変わり! 乾湿てるてる坊主をつくろう!

梅雨の時期も楽しく迎えられるような実験・工作の紹介です! 乾いていると青く、湿度が高くなると赤っぽくなる、そんな不思議なてるてる坊主をつくってみましょう!

材料は適当なサイズのさらしの布、塩化コバルト、脱脂綿、糸です。

塩化コバルトの入手が一番大変かと思います。学校の理科の先生などに聞いてみるとよいでしょう。

方法
(1)25%位の濃い塩化コバルト溶液をつくります。さらしの布を浸し、塩化コバルトで染まった布をつくりましょう。写真のてるてる坊主では、12×12cm程度でつくりました。
(2)脱脂綿を適当なサイズに丸めて、てるてる坊主の頭にします。(1)の布で脱脂綿の頭をくるみ、ひもでしばります。そして完成です。

室内の目立つところにつるしてみてください。湿度が低いときは青く、高いときは赤くなります。冬場は青いことが多く、夏場は赤っぽい事が多いですね。それだけですが結構楽しいですよ!

ちなみに中学校理科で出てくる「塩化コバルト紙」は、この工作で使った塩化コバルトをろ紙に染みこませたものです。発生した気体が水蒸気かどうか調べたりするのに使いますが、色の変化はこのてるてる坊主と同じく、水蒸気なら「青→赤」への変化がみられます。また乾燥剤として使われているシリカゲルにこの塩化コバルトを混ぜ、乾燥しているか湿っているか目安にしているものもよく見かけますね!
塩化コバルト紙はしばらく放置しておくと空気中の水蒸気で変色してしまい、薄ピンクのような色になってしまいます。そんなとき私は、三角コーナーのネットなどに塩化コバルト紙をバサッと入れ、ドライヤーの熱風で一気に乾燥させます。見る間に真っ青に戻っていく様子が見ものです。生徒も大喜びです!

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