超巨大地震が起きたら、震度7より大きいのもあるの?

中学1年で、地震についての学習を行ったときの質問です。
『もし地球が割れるほどの地震があったら、震度100とかあるの?』
よく聞かれる質問です。恐らく中学で地震を教えたことのある先生なら、ほぼ経験があるのでは、と感じるくらいです。

結論から言うと、あり得ません。
元々震度とは、体感や周りの状況などから地震の規模を表したものです。一番大きな時に「震度7とする」ので、それより大きなものはあり得ないことになります。

長らく0~7の8段階でしたが、1996(H8)年から震度5と6を弱と強にわけ、現在は10段階になっています。なぜ分けたかというと、その少し前、1995(H7)年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)など大きな地震が相次いだ際、同じ震度5や6の中でも被害に差が大きく、実態をより詳しく伝えるためです。合わせて、体感での震度測定が完全に廃止され、機会による計測の震度測定になりました。
10段階にする際「震度9」までにするのでなく、5と6を弱と強にして段階分けしたのは、それまでの観測記録との整合性を保つための工夫だと思いました。

【参考】気象庁WEB「震度について」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/shindo/index.html

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