⑦理科室のルールと雰囲気― 安全をつくる「空気」

前回は、

👉 安全は「設計」でつくる

という話をしました。しかし学校では、もう一つ重要な要素があります。

👉 それが「雰囲気(空気)」です。


■結論

安全は、

👉 ルールだけではなく「雰囲気」も重要です。


■ルールの役割

理科室には、必ずいくつかのルールがあります。例えば、

・勝手に立ち歩かず、不要に騒がない
・薬品や火を使う実験では、立ってイスをしまって行う
・器具は丁寧に扱い、何かあったら教員に報告する

これらはすべて、

👉 事故を防ぐための最低限の約束です。


■守ってこそのルール

ルールは掲示するだけでは機能しません。

・形だけになっている
・場面によって守られない
・意識されていない

👉 こうなると、安全は維持できません。


■雰囲気の力

ここで重要になるのが「雰囲気」です。空気、と言ってもよいでしょう。
安全な理科室には、共通した特徴があります。

・授業が静かに始まる
・指示がすぐ通る
・無駄な動きが少ない
・整理整頓されている

👉 こうした状態をつくるのが「雰囲気」(空気)です。


■なぜ雰囲気が重要か

雰囲気は、生徒の行動を自然に制御する力があります。例えば、

  • 周りが落ち着いている → 自分も落ち着く
  • 指示がすぐ通る → 勝手に動かない
  • 整っている → 雑に扱わない

👉 ルールを意識しなくても守られる状態

になります。前回⑥の授業の「流れ」づくりが教員の営みだとすると、雰囲気は生徒自身が生み出す「行動」といえます。そしてその雰囲気を、教員は意図して望ましい方向へ持って行く必要があるのです。

👉 授業計画が「流れ」をつくり
👉 雰囲気が「行動」を安定させる

■教員の役割

そして教員の役割は、ルールを言うことではなく

👉 ルールが守られる状態をつくること


■そのために必要なこと

・最初の指示を丁寧に出す
・曖昧な指示をしない
・やるべき行動を具体的に示す
・一貫した対応をする

👉 積み重ねが雰囲気をつくります。


■実習生への視点

授業を見るときは、

👉 「空気」を観察してみてください。

具体的には、実習指導教員の

・授業の始め方
・指示の通し方
・生徒の動かし方
・静けさの質

ここを見ると、

👉 その授業の安全性が分かります。


■まとめ

理科室の安全は、

  • ルール
  • 授業計画(流れ)
  • 雰囲気(空気)

の3つで成り立っています。その中でも、

👉 雰囲気は行動を支える基盤です。

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