空気の8割は窒素なのに、ヒトはなぜ酸素しか吸わないの?

動物単元、呼吸を学習していて出た質問です。「なぜ窒素を吸わないの?」

空気の中により多く含まれている気体を使わないのが不思議に感じたようです。私自身は全く感じたことのない疑問だけに、とても新鮮に感じました。改めて考えると、逆になぜ酸素を吸う必要があるのか、ということになります。呼吸のはたらきと関連しているのが物質の燃焼です。燃焼とは、物質が激しく酸素と結びつき酸化すること。だから酸素が必要です。

・・・と、ここまでが中学生の学習内容でできる説明。ではなぜ酸化するとエネルギーが取り出せるのか。中学校の範囲の言葉になおして解説を考えてみます。中学校でも「化学エネルギー」という言葉は出てきます。酸素は化学エネルギーを多く持っている、窒素はほとんど持っていない、だから呼吸には酸素が使われてエネルギーが取り出せるんだよ、と話をしました。

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