2005.4.2.入院生活十一日目、今時の消毒<2005.4.2.記>

気がつくともう十回、病院で夜を明かした事になる。一日一日はとても長いが、振り返るとあっという間だった気がする。術後にしても、もう一週間になる。今日はコルセットをつけた状態で歩行器無しで院内を歩いた。エレベータに乗り違うフロアの売店に行ったりトイレに行ったり、平面をゆっくり歩くことはだいぶできるようになった。しかしやはり左足をかばうような歩き方になるし、階段はまだ恐くて試せない。10分くらい立って歩いてベッドに戻ると、少し疲れた感じがする。回復期のリハビリでは、担当の先生が計画を出して何日目には何をして、その次にはどうする、というのがあると思っていた。術後数日は病室にリハビリの先生の訪問があったが、その後数日間無い。このまま後は自分で歩く練習をするのみなのだろうか。主治医が異動で変わったせいもあり、何となくこのままでいいのかな?、という疑問がわいた。
背中の切った部分にあててあるガーゼ(実際にはシールとガーゼが一緒になったようなものみたいだ)も、数日前に交換したままである。前の交換の時も、数日の間があった。聞いてみると、最近の看護では復活したばかりで弱い組織を殺してしまわないよう、消毒はかなり弱めになっているらしい。消毒という言葉自体もあまり使わないらしい。また外からの刺激にも慣れるよう、切った所などにも割と早めからシャワーなどを浴びるようにするらしい。早く風呂に入れるようになりたい。
今日も見舞客が多かった。生徒(卒業生)2名、義理の両親、友人夫妻。看護師からも見舞客が多いと思われているかもしれない。時間をもてあまし気味の入院生活、色々な人と話す機会があるのはとてもうれしい。それぞれに手みやげを考えて持ってきていただけるのはありがたいが、果物と菓子が非常に多く、うれしい反面、どうしたものか少々とまどう。消化器系統の病気での入院なら食べ物の手みやげは持ってこないだろうが、そうでないので重なってしまうのかもしれない。・・・いやはや、いただいておきながら贅沢な事を言える立場ではない。今日はあと一つだけ菓子の袋を開けるとしよう。

連携不足<2005.4.2.記>
就寝前、看護士が来た。外来の時からかかっている医師が「歩行具無しで行きましょう」との事で昨日あたりから歩行具無しで歩いていたのだが、主治医がその話を聞いていなかったのか、主治医からは看護師にその指示が行っていないものらしい。そこで来た看護士は、「外来の先生はそう言ったかもしれないが、申し訳ないが主治医の先生の指示で動くことになっているので、形だけでかまわないから歩行具を使って欲しい」とのこと。不安感は無いが、漠然とした不信感が募る。

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