なぜコンセントは交流なの?

中学2年、電流単元最後に交流の学習をしました。そこでの質問です。なぜコンセントは交流なの?

電池がなぜ直流なのか、と聞かれたら、「詳しくは3年で学習するけど、2種類の金属板のうちどちらからどちらへ電子が移動するか決まっているから」と答えたでしょう。
しかしコンセント(というか発電所から家まで)はなぜ?、と聞かれた場合は、その仕組み・原理というよりも、むしろなぜ「交流」で送電しているのかを聞いているのかと考えました。

交流が直流よりも優れている点として、トランス(変圧器)を用いて電圧の変換が容易だということがあります。送電するときには、電圧が高い方が途中でロスするエネルギーが少なくなります。そこで最初は数十万Vという高い電圧で送り、電線では6600Vまで下げ、電柱についている灰色のトランスで家庭用の200V・100Vまで下げているのです。

さらに歴史的な話までしはじめれば、送電が直流か交流かの電流戦争の話になります。

今回の生徒には、とりいそぎ「交流の方が電圧の変換が簡単で、コンセントには交流が使われている」と答えました。

詳しくは「家庭用のコンセントはなぜ直流ではなく交流なの?」によくまとまっています。

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