2005.4.8.入院生活十六日目 ソテツの冬囲い<2005.4.8.記>

untitled

退院(予定)が決まったので、できるだけ普通に近い生活をしようと思う。昨日は一日で4100歩だったが、今日は5000歩を目標に歩こうと思う。
手術後、2回目のシャワーを浴びた。前回よりもスムーズに済んだ。手術した部分がどのようになっているか見たいが、浴室に鏡が無かったので断念。
午前中、病院から川沿いまで歩き、少し近くを散歩してみた。左足の動きもだいぶ元に戻ってきた感じである。歩く分にはほぼ支障は無くなった。ただ少ししびれたような感覚はあるし、うまく力加減できない部分もあり、端から見ると少し引きずっているような感じに見えるらしい。病院に戻ってきてふと見ると、病院玄関前のロータリーでまた一つ春を発見。防寒のためにソテツにワラが巻いてあった(冬囲い)のだが、それをはずす作業をしている。その様子を携帯電話のカメラで撮影。しかし今朝は少し肌寒かった。一年の中で、10度以上の温度差がある日数の一番多いのも4月である。風邪などには気をつけよう。 病室への帰り、階段を1段抜かして上ってみた。少し段差の低い階段だったのもあり、思ったよりすんなりできた。ここ数日、日中はパソコンで作業をしたり本を読んだりし、一時間に一回くらい10分ほど院内を歩く生活である。ベッド横に腰掛ける姿勢が多いが、ついつい猫背のようになってしまう(コルセットがあるのでそんなには丸くないが)。背筋(せすじ)を伸ばそうとすると、背中の筋肉にいかにも力を入れているような感じがする。背筋がだいぶ弱っているのだろう。意識して伸ばし、筋力を戻していきたい。
夕方、リハビリ担当の方が来た。だいぶ歩けるようになった話などをする。日常生活で、どこまで動いていいのか聞いてみたところ、「背骨を大きく動かすような動きは厳禁、重い荷物なども持たないように」とのこと。手術によりはずした背骨が中側(神経側)に落ちてしまうのが一番恐い。外にずれてしまっても、それは外側が少し出っ張るだけでかまわない(?)が、内側に行ってしまったら手術で持ち上げるしかないのだそうだ。それは絶対に避けたい。どのくらい立ったら元と同じように考えてよいのか聞いたところ、レントゲンでその都度骨の具合を見、また本人の痛みや疼き等の自覚症状と照らし合わせながら判断していくのだそう。しばらく外来生活が続きそうだ。はずした背骨を留めているくさびのようなものは、どの程度の強度で留めているのか聞いてみた。しかしそれは手術した医師がその時の感覚で知っているだけなのだそうだ。つまりくさびを留めた元の骨の具合やとまり具合や、そう言ったのは手術した人でないと何とも言えないらしい。手術は3月中だったので、主治医はもう替わっている。外来の医師が手術にも立ち会い、今もいるので今度来たときにとまり具合を聞いてみたい。骨以外にも、背中を切り開いたことで筋肉もダメージを受けている。元のようにくっつくまでには、やはり数ヶ月必要なのだそうである。結局の所、程度まではやってよくてダメなのか、具体的には何とも言えないらしい。少しずつ動作する範囲を広げていき、足や背中の痛みがでないか、しびれはないか等に気を配り、異変があるようならやめる。そうやって馴らしていくらしい。日常生活に戻れるとはいえ、しばらくは自重する必要がありそうだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました