2005.3.31入院生活九日目、見舞いとコルセット<2005.3.31.記>

朝の3時頃、同室の患者が痛みを訴える。他の人も目を覚ますくらいの大きめのうなり声をあげた。しばらくして、看護婦が来た。そしてその第一声に驚いた。「静かにしてください」 確かに声は大きかったが、痛みで声を上げているのである。起こされたとはいえ、それはお互いのけがや病気によるものと言うことは承知している。多少の迷惑はお互い様だという気持ちがある。せめて「どうされましたか、医師を呼びましょうか」とか「痛むのであれば痛み止めをお持ちしましょうか(実際は薬を飲むのには医師の診断が必要なのであろうが)」と声をかけるべきではないだろうか。他の患者を気遣って「静かにしてください」との声をかけたのであろうが、マニュアル化されたルーチンワークに慣れてしまい、何のために仕事をしているのか忘れてしまっているように思えてならない。
僕自身は体の状態も3日ほど前から変化無く、足のしびれも背中の痛みももうほとんど無い。あるのは左足の違和感ばかり。早く歩いたりしたい。午前中は非常に退屈をした。
昼食後、勤務先の先生が一人お見舞いに来る。一週間以上学校から離れてしまっているので、仕事の話が懐かしい感じがする。普段の時は連休があるとうれしいものだが、今日は久しぶりに学校の話ができてうれしい。3時過ぎには卒業した生徒が3名ほど見舞いに来る。必要以上に病室でうるさくならないか少し不安であったが、きちんとしていた。これから始まる高校生活などを頑張って、もっと大きくなった時、また会ってみたいと思う。
そしてまた今日は、コルセットができあがってきた。手術後の回復も順調で、ベッド上の生活が時間をもてあましていて仕方なかったのでとても待ち遠しかった。まずはフロアを一周する。少し息が切れた。一週間以上歩いていなかったせいで、かなり筋肉や循環器系も弱っているのだろう。少し休んだ後、エレベータを使い違うフロアの売店まで行き、少しばかり雑誌の立ち読みをする。10分弱であったが、かなり疲れて血が体全体にうまくまわっていないようなそんな感じがする。急いで病室に戻る。しばらくはこんな感じでリハビリを行っていくのだろう。

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