理科と数学のグラフの違いは?

理科と数学のグラフの違いは?

理科でも数学でもグラフを使います。この2つでは、同じ所もあれば違う所もあります。

○横軸,縦軸、
 数学では、横軸がX、縦軸がYです。理科では、何を表すグラフかによって横軸と縦軸の表すものが変わります。実験結果を表す場合には、横軸が条件(意図して変化させた量)、縦軸が結果(変化した結果の量)を表します。そこで理科のグラフでは、横軸と縦軸には、何を表すのか、そしてその単位を書く必要があります。

○値の範囲
 数学では、正負どちらの数も扱います。グラフは十字になります。理科では正の数だけ扱います。これは自然現象では基本的に負の数はないからです。
 また数学では十字の交わったところが原点Oです。1つ書けばよいです。理科では、横軸と縦軸が交わったところが両方とも値が「0」だとしても、それぞれ記入する必要があります。

○点と線の意味
 数学では、グラフは2つの関係を表す線だけ書くことが多いです。
それに対し理科では、点と線を書くことが多いです。場合によっては点の上にちょうど線が来ない場合もあります。これは実験による誤差と考えます。つまり理科では、点は(実験)結果を表し、線はその結果から予想される関係を表しているのです。

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