圧電素子で遊ぼう

圧電素子(あつでんそし)と言う言葉は聞いたことがありますか? 100円ライター(電子ライター)、チャッカマン、ガスコンロ、湯沸かし器、ストーブなどなど、自動点火の物に使われています。それらの器具の点火時、よく見ていると火花が散っていますね。この火花が、実は圧電素子による物です。写真はチャッカマンに入っている圧電素子です。点火する部分を押すと、圧電素子も押されるようになっています。

圧電素子の端子と指の間を少しだけ離し、カチッとやると、放電が見られます。冬場、静電気でビリッとくるのと同じような感触があります。電流こそ少ない物の、電圧は数千~数万ボルトのため、空中でも電気が通ってしまうわけですね。同じ事を豆電球にやってみると・・・不思議な光り方をします。さらに、身近な(?)物に手当たり次第にやってみました。フラッシュなどのパイロットランプに使っているネオン管、あちこちの電気製品に見られる発光ダイオード(LED)。

さらに、透明の白熱電球でもやってみました。白熱電球をさらし布にくるんでみると、布全体がボワッと光ります。放電の瞬間に紫外線が生じ、それによりさらし布中の蛍光物質が反応しているようです。ブラックライトの下で白いTシャツが光って見えるのと同じ現象ですね。

さらに蛍光灯や殺菌灯(蛍光灯の内側に、蛍光塗料の塗っていない物)で同じ事をやってみました下にさらし布を置くと、やはり紫外線により、さらし布が光って見えます。

次に、理科の実験室などではおなじみの、放電管を使ってみました。アルゴン(Ar)、塩素(Cl)、窒素(N)、ネオン(Ne)でやってみました。アルゴンと塩素と窒素、画面上ではほぼ同じ色に見えてしまいますが、肉眼では少しづつ色調が違って見えました。
さすがにネオンの放電管は、他と全然違うネオンサインの色で見られましたよく考えると、ネオン管の色と同じですね(当たり前ですが)。さらに、実験室らしく、回転車付きクルックス管でやってみました。

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