地震の揺れ、なぜ地面がつながっていなくても島まで伝わるの?

中学1年、地震の学習の最初の場面。過去の地震での各地の震度を表した日本地図を見ていての質問です。「なぜ関東の地下で起きた地震の揺れが、地面で繋がっていない島にまで伝わるのですか?」

一瞬、「えっ、そんなの当たり前じゃないか」と感じたものの、そうか、生徒にとっては地面が繋がっていないと水の中を揺れが伝わるのかとフシギに思ったのだな、と考え直しました。
そこで『地面はつながっていないけれど、海の底は地面でつながっているよね』というところを確認し、納得してもらいました。

また震度でよくある疑問で、震源からの距離が遠い地点なのに、震源から近い地点よりもむしろ震度が大きくなる地域があるのがフシギ、というのがあります。その地域はまるで飛び地のように震度が大きくなる現象ですね。これは、その地域の地盤の強さで説明しました。地盤が弱いところでは、距離が離れているのにむしろ震度が大きくなることがあるんだね、と説明しました。モデル実験としては、例えば同じ大きさのようかんとプリンをお皿に出し、楊枝のようなものを立て、同じくらいの強さでゆすってその楊枝の揺れ具合を見せる、などというのがあります。

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