反射神経って、どこにあるの?

動物の感覚と運動の学習後に出た質問です。「反射神経って、どこにあるのですか?」

動物の行動には、無意識のうちに起こる反射と、意識して行う行動とがある、という学習をします。また脳やせきずい、感覚神経、運動神経などの学習もします。とすれば、”反射神経”というものがありそうな気もしてきます。しかし実際には”反射神経”はありません。行動がゆっくりな方などを「”反射神経”がよくない」などと言うこともありますが、反射と神経と2つの用語が合わさってそのような言い方が出来ただけかと思います。

神経に関する言葉で言うと、自律神経や交感神経などという言葉もあります。こちらは確かに存在しています。中学校理科で出てくる感覚神経と運動神経は、外界からの情報などに反応する「体性神経」になります。これに対し、中学理科では扱わない「自律神経」があります。その名の通り意識せずに体内のコントロールを行う神経です。自律神経の中に、交感神経と副交感神経があります。詳しくはこちらのページなどをご覧ください。
 知ってる?「体性神経」と「自律神経」の違い

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