ひたすら「家族」をテーマにした曲を聴く。そんな道徳の授業を行いました。
1 「息子へ~父からの風~」 歌、作詞、作曲:さだまさし
https://j-lyric.net/artist/a0004ab/l047287.html
2 「うちの娘 高一です」 歌、作詞、作曲:秦万里子
https://j-lyric.net/artist/a052477/l01c305.html
3 「トイレの神様」 歌:植村花菜 作詞:植村花菜・山田ひろし 作曲:植村花菜
https://j-lyric.net/artist/a0453d8/l01e8cb.html
4 「案山子」 歌、作詞、作曲:さだまさし
https://j-lyric.net/artist/a0004ab/l000a64.html
5 「涙そうそう」 歌:夏川りみ 作詞:森山良子 作曲:BEGIN
https://j-lyric.net/artist/a000560/l007555.html
6 「いのち~桜の記憶~」 歌、作詞、作曲:若旦那
https://j-lyric.net/artist/a04a8c5/l0244f0.html
7 「お義父さん」 歌:はなわ 作詞:はなわ 作曲:はなわ・寺岡呼人
https://j-lyric.net/artist/a000737/l03f331.html
道徳の授業というと、決められた教科書を読み、そして班で感想などをお互いに言い合う。そんな定型的なイメージがあります。問題点もあって、そもそも自分の感じた事をまとめるのが苦手だったり、友だちに言うのに抵抗を感じる生徒もいます。場合によっては話し合い活動で声の大きな生徒の感想の押しつけになったりもします。個人の中で「感じる」事を重視するのであれば、何も外へ「表現」しなくてもよいのではないかと考えました。そこで、
最後に数行の感想を書くだけで終わりにしました。
曲順も、産まれるときに、ある父親の考えたこと(1曲目)からはじまり、思春期(2曲目)、巣立ちなど(3曲目)、それを見守る家族の思い(4曲目)、別れ(5曲目)、そして自分を振り返り親になる(6曲目)とつなぎました。最後に、入れるかどうか迷ったのですが、複雑な家族の形(7曲目)を入れました。それぞれの曲の前後に、一言だけ、その背景などの解説を入れ、あとは曲を聴き、最後に数分だけ感想を書く時間をとりました。
ラジカセのような「音が鳴っている」だけでは雰囲気もつたわりにくいため、音楽科の先生にお願いをして、音楽室で「演奏を聴ける」スピーカーを用いて曲を聴きました。
感想を見ると、「様々な思いがあることを感じた」「家族もさまざま」「今、感謝しないと後ではできないかもしれないと思った」「同じ思いをしたことがあり、泣けてきた」など、今までの道徳の授業で一番、生徒自身が感じた生の感想が書いてありました。特に印象に残った曲を聞いたところ、「トイレの神様」「いのち」辺りが1番多かったです。ただ他のどの曲も、それぞれ気に入った、という生徒もいました。
コメント