ムラサキハナナの花

アブラナ科 Orychophragmus violaceus

 春を彩る花の一つですね。電車越しの車窓から、土手にたくさん生えて見えるのがとても似合います。この花も、アブラナと同じアブラナ科の植物です。オオアラセイトウ、ショカッサイ、ハナダイコンとも言われます。
上に向かって伸びているように見える部分に、4枚のがく片がついています。アブラナ科は、昔はジュウジバナ(十字花)科と呼ばれていました。その名の通り、十字に近い形に花びらがついているのが、この科の花の特徴です。しかし実際には、むしろX字の形をしていますね。
6本のおしべのうち、中心に近い4本は長く、外側の2本は短くなっています。花びらを取り去ると、6本のおしべと1本のめしべがあるのがわかります。子房の部分は、縦切りにすると胚珠がよく見えますね。最後は花粉の画像です。

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