ハクキンカイロ(オイル式カイロ)の質量変化を測定しました。1分弱で61.4141gから61.4035gへと減少しました。燃料のベンジンが二酸化炭素と水などに分解され、質量が減ることが分かりました。
ハクキンカイロカイロとは、ベンジン(石油のなかま)を燃料とした化学カイロです。写真のようにベンジンを注ぎ、中の綿に染みこませておきます。そしてフタをし、使うときには口の部分を火であぶって使います。
見た目オイル式ライターに似ていますが、火であぶって化学反応をスタートさせるだけで、火がつくわけではありません。「ハクキン」とは白金のことで、口の部分には白金触媒があり、その触媒が発熱反応を進めていく役割を果たしているのです。実際に反応している最中の口の部分の温度をアルコール温度計で測ってみたところ、130度ほどになりました(簡易的な測定だったので、条件により温度はもっと変わると思います)。もちろんカイロ全体はそんな高温にはならず、手で持てるくらいの温度です。
参考:ハクキンカイロって何? 長年愛用できる【魅力・種類・使い方】を解説
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