教育は、子どものためだけではない?

ふと、教育の役割を考えました。教育は、子どものためだけではないのでは、と。教育の役割は、教育を受ける者にとっての成長を促す、つまりは子どものため、というのももちろんあります。ただ、その社会全体の文化水準を維持、向上させる、というのもあるのではないでしょうか。新指導要領。コンテンツベースからコンピテンシーベース、教科で何を教えるか、から学んだことで何が出来るようになるのか、へと大きく転換されたと言われます。教育を受ける側にとって大切な視点だとは思うのですが、社会全体の文化水準の側面から見ると、やはりコンテンツベースも大切なのではないかと思います。こうして考えてみると、教員は、先人の築いた文化のバトンを子どもへつなぐ伴走者の役割ももっているのだろうな、とも言えるのかもしれません。子ども自身の成長を見守る役割ももちろんあります。ふと、授業をやりながら、机間巡視して考えたよしなしごとでした。

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