中学校の理科の授業、観察・実験ってどの位やっているの?

『理科の授業、観察・実験ってどの位やっているの?』という質問を聞きました。

昔を思い返してみれば、中学校では全然理科の実験をやらなかった、という記憶の方もいらっしゃるかと思います。私も、少なくとも今自分がやっているよりは、数は少なかった、、、3年間を合計しても、理科の授業で理科室に入ったのは10回位だったような・・・(記憶違いでしたら先生、スミマセン!)。もっとも私自身が理科部の部員でしょっちゅう理科室に入り浸り。極めつけは活動場所が理科準備室だったという、今では信じられないような状況だったのですが笑

本題に戻り、理科の観察・実験の回数です。これはなかなか返答しにくいご質問です。
いえ、別に秘密にしたいというわけではありません。あまりにもファクターが多すぎるからです。

仮に同じ教科書(指導要領)であっても、学校の予算状況や器具や整備状況、理科室の数(大規模校に理科室が一つしかなかったら、学年によって奪い合いに)、時間割(学校により、行事が多かったり等で時数に余裕がなかったり)、生徒の状況(荒れているところだと安全に観察実験するのが難しい場合も)、そして教員の専門によるこだわりなどなどが要素としてあげられます。

また準備や片付けなどもあります。昨今の多忙な現場では、現実問題としてその辺りが大変で、なかなか観察実験が出来ない場合もあるかもしれません。
私の勤務していた自治体では、中学校は理科は週22コマの授業を持つのが標準時数でした。それでも座学の教科は週24コマなので、実技教科扱いとして理科は”優遇”されていたのですが・・・(週2時間だけで観察実験の準備をしろ、といわれても、それはそれで無茶だと思わないでもありません)

でも全く目安を出さないのも不親切ですね。おおまかな目安として、教科書の「生徒実験」になっているものの数から考えてみます。物化生地の各単元、それぞれの学年で10個くらいずつ観察実験があるとすると、年間40個観察実験があることになります(3年は環境もありますが、その辺はさておき)。全部をやれたらよいのですが、実際にやれるのは感覚的には1/3~2/3くらいでしょうかね。上記の条件により、その辺りを行ったり来たりするくらい、、、というのが私の印象です。

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