圧電スピーカーで発電、LEDを点灯させよう!

多くのスピーカーはこちらにある分解写真のようにコイルと磁石で出来ています。コイルに電流を流すと磁界が発生し、磁石に反発してコイルが動き、その振動が音になります。逆に振動させると電磁誘導がおき、スピーカーをマイクのように使うことも可能です。微弱ながらも、振動により電流が流れます。
この実験で使う圧電スピーカーは、ごく薄い圧電セラミックでできています。電圧を加えると振動し、音が発生します。なお圧電スピーカーは、普通のスピーカーほどの音量を出せないため、電子オルゴールなど、薄いカードやブザーなどで使われていることが多いです。
では圧電スピーカーも、コイルを利用したスピーカーと同じように、振動を加えると発電できるのでしょうか。電子オルゴールから外した圧電スピーカーに、LEDを直接はんだ付けし、叩きました。

圧電スピーカーを叩いたことにより、LEDが点灯しました。このようにセラミック等の結晶に圧力を加えて電圧が発生する現象を「圧電効果(あつでんこうか)」といいます。これを利用した道具が圧電素子です。圧電素子を使うと、こんな実験ができます。

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