<2019.4.12>健康長寿医療センター リウマチ科 初診

<2019.4.12>健康長寿医療センター リウマチ科 初診
医療センターでの初診。血液検査を行いました。やはりリウマチ因子は反応なく、血沈60分が53と高く、尋常性乾癬の湿疹を確認し、「乾癬性関節炎」と診断になりました。「やはり」という思いと、「なってしまったか」という思いなどが交錯しました。
次に考えるのは治療についてです。乾癬性関節炎は、リウマチと同様の自己免疫疾患の一種です。薬剤治療を行っていくことになります。「メトトレキサート」という薬を飲むことになりました。この薬はリウマチでも使われます。様々な種類のリウマチの薬の中でも一番最初に使われる薬、とのことです。

葉酸とメトトレキサートの構造について
葉酸の働きを阻害する薬のひとつが、メトトレキサートです。 メトトレキサートという薬を聞いたことがあるでしょうか。 ここでは、葉酸とメトトレキサートについて、働きや構造をくわしくご紹介したいと思います。
「メトトレキサートを使用する患者さんへ 第4版」のお知らせ | 一般社団法人 日本リウマチ学会(JCR)
「日本リウマチ学会(JCR)」は、60年に亘り任意の学術団体として、リウマチ性疾患の研究および診療内容の向上を推進することを目的に活動して参りました。平成14年4月1日に中間法人法が施行されたことを受け、平成15年4月に、従来の任意の学術団...

自分の関節を(誤って)攻撃している自己免疫を押さえることで症状を抑える。つまりは自分の「免疫のはたらきを押さえる薬」なのです。メトトレキサートは葉酸の働きを阻害する⇒葉酸はDNAをつくるはたらきがある⇒細胞分裂や細胞の再生にはDNAがかかせない⇒(免疫細胞を含めた)細胞の増殖をふせぐ、ということになります。そしてメトトレキサートは、その働きから抗がん剤や妊娠中絶薬としても用いられるそうです(抗リウマチ薬として使うよりももっと大量に服用するようです)。理屈としては理解しても、やはり「大丈夫なのかな?」という心配は感じます。実際、副作用として間質性肺炎、肝障害、口内炎や消化管の出血 など多くの副作用の可能性があります。そこで定期的に血液検査も行い、肝機能や体の状態をみながら、服用することになります。 生物をかじった私でも不安感を持つくらいなので、そうでないかたはもっとでしょう。

服用の方法も、普通の風邪薬などとは違いました。まずは週に10mgのメトトレキサートを服用することになったのですが、土曜の朝食後2mgの錠剤×2=4mg、夕食後も同量、つまり土曜日8mg。日曜の朝食後に2mg。これで計10mg分の服用です。副作用を抑えるため、火曜日に葉酸製剤のフォリアミン服用。これが一週間分のセットです。

まずは4週間服用し、様子をみることになりました。

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